豊頃町(読み)とよころちよう

日本歴史地名大系 「豊頃町」の解説

豊頃町
とよころちよう

面積:五三六・五二平方キロ

昭和四〇年(一九六五)一月中川なかがわ豊頃村が町制を施行して成立。十勝支庁管内の南東部、十勝川の下流部から河口にかけての地域を占める。北は同郡池田いけだ町、西は同郡幕別まくべつ町、広尾ひろお忠類ちゆうるい村・大樹たいき町、東は十勝郡浦幌うらほろ町に接し、南は太平洋に面する。北から南東へ十勝川が打内うつない川・牛首別うししゆべつ川・安骨あんこつ川・カンカンビラ川・旅来たびこらい川・利別としべつ川・旧利別きゆうとしべつ川などを合流・分派しながら流れ、太平洋に入る。十勝川下流域から河口にかけては大小の湖沼が点在する。南部を長節ちようぶし川・湧洞ゆうどう川などが流れて太平洋に注ぎ、河口部には長節沼・湧洞沼などの海跡湖が形成されている。標高三〇〇メートル前後の平坦な丘陵西境に続き、十勝川や各小河川の沿岸には沖積低地や段丘面が、海岸線に沿っては海岸段丘が発達する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豊頃町」の意味・わかりやすい解説

豊頃〔町〕
とよころ

北海道南東部,十勝川下流域の町。南東部は太平洋に面する。 1965年町制。地名アイヌ語のトヨコロ (無人の意) に由来テンサイ,ジャガイモ,ダイコン,豆類などの栽培が主産業。肉牛,乳牛中心の畜産も行われ,町営の湧洞牧場がある。大津港基点とした沿岸漁業も営まれる。 JR根室本線,国道 38号線,336号線が通る。面積 536.71km2人口 3022(2020)。

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