デジタル大辞泉 「豚骨」の意味・読み・例文・類語 とん‐こつ【豚骨】 1 豚の骨付きあばら肉と大根・こんにゃくなどを、焼酎・味噌・黒砂糖などで煮込んだもの。鹿児島県の郷土料理。2 豚の骨。中国料理でだしの材料にする。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「豚骨」の意味・読み・例文・類語 とん‐こつ【豚骨】 〘 名詞 〙① ブタの骨。また、ブタの骨を煮出してとったスープ。「とんこつスープ」「とんこつラーメン」② 鹿児島の名物料理の一つ。ブタの骨つきあばら肉を油でいり、焼酎、黒砂糖、赤みそ、こんにゃくなどを加えて煮込んだもの。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「豚骨」の意味・わかりやすい解説 豚骨とんこつ 鹿児島県の郷土料理。鹿児島は古くから沖縄と交易があったことに加え、黒豚の産地でもあるので、豚肉を使った料理が多い。その代表格として知られる豚骨は、あばら骨付き豚肉をぶつ切りにして煮込む野性的な料理である。骨付き豚肉を油で炒(いた)めて油抜きし、焼酎(しょうちゅう)と水で2時間くらい煮る。これにダイコン、ゴボウ、こんにゃくなどの大切りを加え、地酒とみそ、砂糖で味をつけ、さらに1時間ほど煮込む。古くは薩摩(さつま)武士が戦場でつくったともいわれるが、祝い事のときに男たちが集まってつくる料理であったようだ。[堤 方子] 豚骨 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本の郷土料理がわかる辞典 「豚骨」の解説 とんこつ【豚骨】 鹿児島の郷土料理で、豚の骨つきのばら肉を大きな角切りにして表面を焼き、大根・ごぼう・こんにゃくなどとともに、黒砂糖・みそ・焼酎(しょうちゅう)または地酒を用いて煮込んだもの。 出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の豚骨の言及 【豚肉】より …中国北宋の文人蘇東坡(軾)が好んだといい,日本では卓袱(しつぽく)料理の代表的品目の一つになっている。〈豚骨(とんこつ)〉は鹿児島の郷土料理として知られるもので,骨つきのばら肉を焼酎(しようちゆう),みそ,黒砂糖などで煮込んだものである。【平野 雄一郎】。… ※「豚骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by