貶める(読み)オトシメル

デジタル大辞泉 「貶める」の意味・読み・例文・類語

おとし・める【×貶める】

[動マ下一][文]おとし・む[マ下二]
劣ったものと軽蔑する。さげすむ。見下す。「人を―・めるような言い方をする」
下落させる。成り下がらせる。「社名を―・める行為
[類語]嘲る見下す見くびる侮る見下げる卑しめる蔑む嘗める辱める虚仮こけにする馬鹿にする泥を塗る愚弄翻弄嘲弄軽蔑軽侮自嘲侮蔑侮辱陵辱蔑視

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貶める」の意味・読み・例文・類語

おとし・める【貶】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おとし・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 人を自分より劣ったものとみなしてばかにする。見さげる。さげすむ。軽蔑する。悪口をいう。
    1. [初出の実例]「めざましきものにおとしめそねみ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)
  3. 下落させる。成り下がらせる。
    1. [初出の実例]「恋の奴(やっこ)に身を卑(オト)しめ、〈略〉花の巷路(ちまた)に遊びやする」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android