見下す(読み)ミクダス

デジタル大辞泉 「見下す」の意味・読み・例文・類語

み‐くだ・す【見下す】

[動サ五(四)]
下の方を見る。みおろす。「山の頂上から下界を―・す」
相手をばかにして見る。あなどりみる。見さげる。「人を―・した態度
[類語]嘲る見くびる侮る見下げる卑しめる蔑む貶める嘗める辱める虚仮こけにする馬鹿にする泥を塗る愚弄翻弄嘲弄軽蔑軽侮自嘲侮蔑侮辱陵辱蔑視

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見下す」の意味・読み・例文・類語

み‐くだ・す【見下】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. みおろす(見下)
    1. [初出の実例]「直下((とミクタセ)〈別訓〉(みおろせ))ば底も無く旁は辺りも無し」(出典:白氏文集天永四年点(1113)三)
    2. 「シタヲ micudaxeba(ミクダセバ)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
  3. 劣っていると見る。あなどり見る。ばかにして見る。見さげる。
    1. [初出の実例]「参りつどふ人の有様どもみくださるる方なり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
  4. 古い時代から新しい時代までのことを見る。
    1. [初出の実例]「神武よりけふまでの事がらをみくだして思ひつづくるに」(出典:愚管抄(1220)七)

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