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贛州 かんしゅうGàn zhōu

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世界大百科事典 第2版の解説

かんしゅう【贛州 Gàn zhōu】

中国,江西省南部の都市。人口40万(1994)。1949年市となる。贛県は市の東の梅林鎮に別に置かれる。長江(揚子江)の支流である贛江の上流,章水と貢水の合流する盆地に位置する(贛という文字自体,章と貢の合一したもの)。長江流域と南方を結ぶルートの要衝にあり,古く戦国時代からその存在の重要さが認められていた。漢代に県が置かれてからもこの性格は変わらず,江西の動向を制する重鎮の一つであった。現在は往時の繁栄は見られないが,周辺に産する穀類やミカン,竹製品などの集散地であり,中心性の高い都市である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


かんしゅう / カンチョウ

中国、江西(こうせい/チヤンシー)省南部にある市。州地区級市の中心で2市15県を管轄する。水上流の章水と貢水の合流点に立地し、そのため章と貢とをあわせて地名とされた。人口47万1661(2000)。水陸両路による南北交通の要衝で、とくに明(みん)・清(しん)代には南海交通の貿易港であった広州(こうしゅう/コワンチョウ)と北京(ペキン)とを結ぶ幹線道路の要地として繁栄した。現在も江西省南部の物資の集散が盛んである。漢代以来県が置かれ、東晋(とうしん)の時代には南康郡治であった。隋(ずい)・唐代は虔(けん)州とよばれたが、宋(そう)代に州と改名して州治となり、元代には州路治、明・清代には州府治であった。1949年市制施行。現在も江西省南部の交通、経済、行政の最大の中心地で、京九鉄道はこの地を経由して北京と九竜(きゅうりゅう/チウロン)(香港(ホンコン))を結んでいる。また新中国になってから冶金(やきん)、機械、製紙、化学、食品などの工業が発達し、竹細工、革製品(革枕(まくら)、革製トランクなど)の伝統工芸も盛んである。周辺農村は米、サトウキビ、サツマイモ、椿油(つばきあぶら)、ラッカセイ、黄麻(こうま)(ジュート)を産し、近郊は柑橘(かんきつ)類、スイミツトウの産出で知られる。名勝に八境台、通天岩などがある。[河野通博]

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世界大百科事典内の贛州の言及

【贛江】より

…源流は東西に分かれ,東を貢水,西を章水といい,合した本流も両字を合して贛としたという。合流地点にある都市が贛州である。贛州より下流は,万安~吉安間には〈十八灘の険〉と呼ばれるような難所もあるが,遡航が可能で,清江(樟樹鎮)で袁江を合してよりはとくに水運が発達し,吉安,南昌を経て鄱陽湖を渡り,九江で長江水運と結びつく。…

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