コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

越訴奉行 オッソブギョウ

3件 の用語解説(越訴奉行の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

おっそ‐ぶぎょう〔ヲツソブギヤウ〕【越訴奉行】

鎌倉幕府の職名。越訴2の受理・再審に当たった臨時の職。審理が始まると、引付(ひきつけ)奉行人の中から1、2名が選ばれ、頭人の指揮に従った。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

おっそぶぎょう【越訴奉行】

鎌倉・室町時代の職名。越訴を受理して再審する職。引付ひきつけ奉行から選定された。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

越訴奉行
おっそぶぎょう

鎌倉・室町幕府の職名。判決の過誤を救済する機関。鎌倉幕府には越訴の審理を行う越訴方が存在しており、1264年(文永1)北条実時(さねとき)、安達泰盛(あだちやすもり)を頭人(とうにん)とし、その下に越訴奉行人を配して発足した。頭人には執権(しっけん)、連署(れんしょ)に次ぐ有力者が任ぜられる場合が多かった。また越訴奉行人は常任ではなく、越訴の審理が行われるとき、引付(ひきつけ)奉行人が任ぜられ、頭人の指揮に従ったとされている。越訴奉行という呼び方は『関東評定伝(ひょうじょうでん)』に越訴頭人をさして越訴奉行としていることからきている。室町幕府の越訴奉行については不明な点が多い。『武政軌範』という室町幕府の訴訟制度を記した書物に越訴奉行人についての記述があるが、具体的活動は不明。また室町幕府の地方統治機関である鎌倉府に越訴奉行の職名がみられるが、鎌倉府の越訴奉行についてもつまびらかではない。[伊藤喜良]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

越訴奉行の関連キーワード番方引付衆合奉行近習番造営奉行武具奉行安堵奉行厩奉行篝屋守護祈祷奉行

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone