身上連合(読み)シンジョウレンゴウ

デジタル大辞泉「身上連合」の解説

しんじょう‐れんごう〔シンジヤウレンガフ〕【身上連合】

personal union同君連合形態の一。一人の君主相続婚姻などによって、複数の国や地域の王権主権を得ることで生じる。その主権下の各国はそれぞれ独立した政府をもち、連合国際法上、統一国家とみなされない。人的連合。→物上連合
[補説]身上連合の例としては、1714~1837年のイギリスハノーバー、1815~90年のオランダルクセンブルク、またイギリスとオーストラリアニュージーランドカナダなどによる英連邦がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「身上連合」の解説

身上連合
しんじょうれんごう
personal union

複数の君主国家が,相互の合意によらず,王位継承法の指定の合致といった偶然的な原因によって同一の君主をいただき,そのもとで対等の関係に立つ場合をいう。この場合,各国家はそれぞれ国家としての完全な国際法上の能力を有する。たとえば 1714~1837年のイギリスとハノーバー,1815~90年のオランダとルクセンブルグなどがある。 (→物上連合 )

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精選版 日本国語大辞典「身上連合」の解説

しんじょう‐れんごう シンジャウレンガフ【身上連合】

〘名〙 (personal union の訳語) 二つ以上の国家が、王位継承法などの偶然の事情から、同一の君主を有する形態をいう。それぞれの国家は独立の主権をもち、連合そのものは国際法上の人格を認められない。一七一四~一八三七年のイギリスとハノーバー、一八八五~一九〇八年のベルギーコンゴ自由国など。同君連合。君合国。

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世界大百科事典内の身上連合の言及

【国家】より

…通常,国家結合として示されるのは,同君連合,国家連合,連邦制保護国・被保護国宗主国・従属国である。同君連合は君主国について認められ,複数国家が偶然に同一人物を君主とする身上連合personal union(例,1714‐1837年のイギリスとハノーバー朝)と,複数国家が合意して同一人物を君主とする物上連合real union(例,1814‐1905年のスウェーデンとノルウェー)とに細分される。国家連合confederation of states(例,1815‐66年のドイツ連合)も連邦制も,複数の国家が結合して,それ自身の機関を設けるときに成立するが,国家連合では,その機関の権限が直接には構成国だけにしか及ばないのに対し,連邦制では,構成国国民にも及ぶ。…

※「身上連合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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