デジタル大辞泉 「遍」の意味・読み・例文・類語 へん【遍】[漢字項目] [常用漢字] [音]ヘン(呉)(漢) [訓]あまねし1 全体に行き渡る。あまねく。「遍在・遍満・遍歴・遍路/普遍・満遍まんべん」2 回数を示す語。「百万遍」[難読]遍羅べら ぺん【遍】 [接尾]「へん(遍)」に同じ。「一遍お会いしたかったのです」「読書百遍意おのずから通ず」 べん【遍】 [接尾]「へん(遍)」に同じ。「何遍聞いても覚えられない」「三遍回って煙草にしょ」 へん【遍】 [接尾]助数詞。動作・作用の回数を数えるのに用いる。上にくる語によっては「べん」「ぺん」となる。「二遍も当番がまわってきた」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「遍」の読み・字形・画数・意味 遍常用漢字 12画(旧字)13画(異体字)12画 [字音] ヘン[字訓] あまねし[説文解字] [字形] 形声声符は(へん)。〔説文〕二下に「は(めぐ)るなり」とあって、匝(しゆうそう)のとする。はその後起の字で、〔広韻〕などに至ってみえる字である。[訓義]1. あまねし、ゆきわたる、すべて、みな。2. 字はまたに作る。[古辞書の訓]〔名義抄〕 アマネシ・ヲハル・ヒトヘニ・ヒロシ・ホドコス・ミツ*語彙は字条参照。[熟語]遍及▶・遍周▶・遍身▶・遍体▶・遍達▶・遍地▶・遍布▶・遍満▶・遍野▶・遍覧▶・遍覧▶・遍歴▶[下接語]一遍・曲遍・香遍・畳遍・百遍・普遍・万遍・無遍・優遍 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報