日本大百科全書(ニッポニカ) 「重力レンズ」の意味・わかりやすい解説 重力レンズじゅうりょくれんずgravitational lens 重力が空間をゆがめるため光が曲げられ、重力がレンズのような作用をする現象。天体がつくる重力場を通る光を遠方から観測すると、光が屈折するようにみえる。たとえばクエーサーのなかには、手前にある銀河の重力レンズのはたらきで複数の像をつくるものが発見されている。宇宙全体が重力レンズである可能性もある。その場合、光は空間的に閉じた経路を通ることになり、過去と現在の姿が重なってみえることになる。[広瀬立成][参照項目] | 重力場 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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