重大(読み)ジュウダイ

デジタル大辞泉 「重大」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐だい〔ヂユウ‐〕【重大】

[名・形動]
事柄が普通でなく、大変な結果影響をもたらすような状態であること。また、そのさま。重要。「事の重大を感じる」「重大局面」「重大発表
軽々しく扱えない、大切な事柄であること。また、そのさま。「重大役割
重く大きいさま。
「―なる舟車を自由に進退す可し」〈福沢学問のすゝめ
[派生]じゅうだいさ[名]
[類語]大事重要大切肝心肝心かなめ肝要切要緊要喫緊主要須要しゅよう必須ひっす不可欠由由しい深刻手重い

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精選版 日本国語大辞典 「重大」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐だいヂュウ‥【重大】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. そのままにしておいたり、失敗したりすると、それを処置する苦労や他への影響が非常に大きくなりそうなさま。軽々しく扱えないような事態であること。
    1. [初出の実例]「会津事勢重大、家長・家忠皆宜扈従」(出典日本外史(1827)二一)
    2. 「今より重大な責任と云へば、数学の主任だらうが」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉八)
  3. 重々しくて大きいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「貴族は必ず馬に騎して重大の兵器を携へ」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初)

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