卑俗(読み)ヒゾク

デジタル大辞泉 「卑俗」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぞく【卑俗/×鄙俗】

[名・形動]
いやしく下品なこと。品がなく俗っぽいこと。また、そのさま。「―な言葉
鄙俗)田舎びていること。また、そのさま。「―な歌」
[派生]ひぞくさ[名]
[類語]低俗俗悪野卑下劣通俗俗っぽいくだらないげす下品浅ましいさもしい卑しいはしたないあられもないしどけない下等低級低次元猥雑

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「卑俗」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぞく【卑俗・鄙俗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) いやしく俗っぽいこと。低俗であること。下品であること。また、いなかくさいこと。また、そのさまや、その人。
    1. [初出の実例]「託辞夢見、令鄙俗」(出典聖徳太子伝暦(917頃か)推古天皇二二年)
    2. 「節会の時ならでは、常の卑俗は、一人も門にいれられず」(出典:仮名草子・東海道名所記(1659‐61頃)六)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐班彪伝〕

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普及版 字通 「卑俗」の読み・字形・画数・意味

【卑俗】ひぞく

いやしい。

字通「卑」の項目を見る

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