冶金(やきん)術の発明が歴史に画期的な変革をもたらし,自然銅の延性の発見により,金属を利用し始めた時代の意。メソポタミアでは,ハラフ期になって銅と鉛の鋳造法が知られており,また,ウバイド期には金の使用も行われていた。この時代は銅器時代であるが,ウル第1王朝には青銅品がつくられている。この頃の青銅は,錫(すず)を含んだ特殊な銅としてのみ知られ,合金ではなかった。やがてその合金術が発見され,オリエントからヨーロッパあるいはアジアに伝えられ,武器,戦車,船,家屋などを貴族階級の間に容易につくらせるに至った。加うるに,アルメニア方面でのミタンニ人による前15世紀における鉄の発見は,百般の器具に多大な変革をもたらし,新たな社会革命となったことはいうまでもない。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新