金木犀(読み)キンモクセイ

精選版 日本国語大辞典 「金木犀」の意味・読み・例文・類語

きん‐もくせい【金木犀】

  1. 〘 名詞 〙 モクセイ科の常緑小高木。中国原産で、庭木として植えられる。幹は直立して太く、よく枝を分かつ。葉は対生し革質の狭長楕円形で長さ八~一五センチメートルになる。雌雄異株。晩秋葉腋(ようえき)に甘くて強い芳香のある濃黄色の小花が密集して咲く。漢名丹桂。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「庭の金木犀(キンモクセイ)は風につれてなつかしい匂を古びた寺の室に送る」(出典田舎教師(1909)〈田山花袋一九)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「金木犀」の解説

金木犀 (キンモクセイ)

学名Osmanthus fragrans var.aurantiacus
植物。モクセイ科の常緑小高木,園芸植物,薬用植物

金木犀 (キンモクセイ)

植物。モクセイ科の常緑小高木。モクセイの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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