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金沢八景 かなざわはっけい

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金沢八景
かなざわはっけい

神奈川県東部,横浜市金沢区南東部の平潟湾北西岸の呼称。江戸時代に明から渡来した心越禅師が風光をたたえたことから呼称が生じた。都市化で変貌が著しく,工場や住宅地が急増,八景は消失した。

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デジタル大辞泉の解説

かなざわ‐はっけい〔かなざは‐〕【金沢八景】

横浜市金沢区にあった景勝地。洲崎(すざき)の晴嵐(せいらん)、瀬戸の秋月、小泉の夜雨、乙艫(おっとも)の帰帆、称名寺(しょうみょうじ)の晩鐘、平潟の落雁(らくがん)、野島の夕照、内川の暮雪。明(みん)の心越禅師の命名という。

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大辞林 第三版の解説

かなざわはっけい【金沢八景】

横浜市金沢区にある、洲崎の晴嵐、瀬戸の秋月、小泉の夜雨、乙艫おつともの帰帆、称名寺の晩鐘、平潟の落雁、野島の夕照、内川の暮雪の八景。明の心越禅師が中国瀟湘しようしよう八景を模して命名。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金沢八景
かなざわはっけい

横浜市南部、金沢区の平潟(ひらかた)湾岸の景勝地。京浜急行電鉄本線金沢八景駅付近が中心。平潟湾は波静かなうえに、野島、夏島を控えて好風景が繰り広げられ、瀬戸神社、称名(しょうみょう)寺、金沢文庫なども加わって、情趣豊かな好地であった。また鎌倉時代には平潟湾奥の金沢湊(みなと)は、鎌倉と房総半島、東京湾岸諸地との連絡や鎌倉への消費物資の輸送基地をもなしていた。そのうえこの地一帯が北条氏の荘園(しょうえん)でもあったので、将軍をはじめ鎌倉武士の訪れがたび重ねられていた。金沢八景の名は、江戸初期に明(みん)からきていた心越(しんおつ)禅師によってつけられたもので、平潟の落雁(らくがん)、称名寺の晩鐘(ばんしょう)、内川(うちかわ)の暮雪(ぼせつ)、乙艫(おっとも)の帰帆(きはん)、野島の夕照(せきしょう)、洲崎(すさき)の晴嵐(せいらん)、小泉の夜雨(やう)、瀬戸の秋月をいう。江戸時代には鎌倉、江の島、さらに大山(おおやま)と結んで、江戸市民の観光ルートをなしていた。現在は湾岸が埋め立てられ、そのおもかげは著しく失われている。[浅香幸雄]

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