金玉糖(読み)キンギョクトウ

デジタル大辞泉 「金玉糖」の意味・読み・例文・類語

きんぎょく‐とう〔‐タウ〕【金玉糖】

寒天・水・砂糖・水あめを煮詰めたものを冷やして固め、ざらめ砂糖をまぶした涼味のある和菓子。《季 夏》「鉢に敷く笹葉透かして―/かな女」

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精選版 日本国語大辞典 「金玉糖」の意味・読み・例文・類語

きんぎょく‐とう‥タウ【金玉糖】

  1. 〘 名詞 〙 夏の涼味菓子の一つ。寒天に砂糖、香料をまぜ合わせて煮つめ、練り合わせ、その周囲にざらめ砂糖をまぶしたもの。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「お浅は煮花(にばな)を入れ、貰ってありし金玉糖(キンギョクタウ)を楽焼(らくやき)の皿へ入れ」(出典:人情本・郭の花笠(1836)二)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「金玉糖」の意味・わかりやすい解説

金玉糖
きんぎょくとう

練り羊かんの一種。こはく糖ともいう。寒天を溶かして砂糖、水飴(みずあめ)、香料を加え、寒天が糸を引くまで練り上げてから冷却して固める。黄色味を帯びた透明さが涼しげにみえ、ゼリーのような淡泊な感じが夏向きの菓子とされるが、色素を加えて口取りにも用いられる。また冷却する前に道明寺粉を加えればみぞれかん、葛粉(くずこ)を加えれば吉野かん、卵白をかき立てて流し込み、その気泡性を利用すれば泡雪かんができる。口取りに用いる場合は、金玉糖に泡雪かんを重ねるなどして華麗さも演出することができる。

[沢 史生]

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百科事典マイペディア 「金玉糖」の意味・わかりやすい解説

金玉糖【きんぎょくとう】

和菓子の一種。煮溶かした寒天に砂糖あるいは水あめを加えて煮つめ,冷やし固めて作る。透明で涼感があり夏季の菓子として喜ばれ,口取にもする。道明寺粉(糯米(もちごめ)を蒸して乾燥し粉末にしたもの)を入れたみぞれ羹(かん),卵白を入れた泡雪(あわゆき)羹などがある。

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