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限界効用理論 げんかいこうようりろん

世界大百科事典 第2版の解説

げんかいこうようりろん【限界効用理論】

さまざまな財を消費ないし保有することから得られる効用を考え,ある財をもう1単位だけよけいに消費ないし保有することにより可能になる効用の増加を〈限界効用marginal utility〉と呼ぶ。一定の所得をさまざまな財の購入にどのように支出すればよいかを考えよう。たとえば,米への支出をもう1000円だけ増やした場合の効用の増加がコーヒーへの支出を1000円だけ減少させたときの効用の減少より大きければ,コーヒーへの支出を減らして米への支出を増加すべきである。

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世界大百科事典内の限界効用理論の言及

【経済学説史】より

…しかし3人の間の相違点も重要である。 ワルラスにとっては,古典派の費用価値説に対して限界効用理論を主張することよりも,古典派が経済諸量間の因果関係を追求したのに対して,相互依存関係を重視する一般均衡理論を展開することが重要であった。ローザンヌにおけるワルラスの後継者はV.パレートであったが,その後,一般均衡理論は他の学派の業績をたくみに吸収し,総合して発展したので,新古典派とよばれる現代の近代経済学の主流の共有財産となっているのである。…

※「限界効用理論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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