隈笹(読み)クマザサ

デジタル大辞泉 「隈笹」の意味・読み・例文・類語

くま‐ざさ【××笹/熊×笹】

イネ科植物山地自生。葉は幅の広い長楕円形で、冬に縁が枯れて白色にくま取られる。
[補説]書名別項。→隈笹
[類語]若竹弱竹青竹孟宗竹真竹寒竹篠竹

くまざさ【隈笹】[書名]

渡辺水巴句集。昭和10年(1935)刊行

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精選版 日本国語大辞典 「隈笹」の意味・読み・例文・類語

くま‐ざさ【隈笹】

  1. 〘 名詞 〙 イネ科クマザサ属の常緑の竹。幹は地中をはう地下茎から直立し、高さ約一メートル。葉は長さ二〇センチメートル、幅六センチメートルぐらいの長楕円形で、冬、縁が白色に変わる。葉は煎じて下剤にしたり、すし、あめなどの包装に用いる。葉の縁の白い隈取りからこの名がある。やきばざさ。へりとりざさ。
    1. [初出の実例]「隈篠の広葉うるはし餠粽〈岩翁〉」(出典:俳諧・猿蓑(1691)二)

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