雪村周継(読み)せっそんしゅうけい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雪村周継」の意味・わかりやすい解説

雪村周継
せっそんしゅうけい

[生]永正1(1504).常陸太田
[没]天正17(1589)以後
室町時代の画僧。鶴船と号する。天文 11 (1542) 年頃には常陸国太田辺垂村に住み,雪舟画法を学ぶ。天正1 (73) 年頃に磐城田村隠棲三春に福集寺を創立したとされ,雪村庵はその遺跡といわれる。画風は雪舟画を基盤にして戦国時代的な荒々しい筆法と禅僧らしい独特の覇気を加え,奇抜な印象を与える。奥州にあって独自の画境を開き,室町時代水墨画の最後を飾る。遺作は『松鷹図』 (東京国立博物館) ,『風濤図』 (野村美術館) ,『呂洞賓図』 (大和文華館) ,『竹林七賢図屏風』 (畠山記念館) など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「雪村周継」の解説

雪村周継 せっそん-しゅうけい

1504-? 戦国-織豊時代の画僧。
永正(えいしょう)元年生まれ。雪舟等楊(とうよう)に私淑し,独自の水墨画をのこした。関東,東北を遍歴,晩年陸奥(むつ)三春(みはる)(福島県)に隠棲(いんせい)。天正(てんしょう)17年(1589),86歳のころなお活躍。常陸(ひたち)(茨城県)出身。別号に鶴船,舟居斎など。作品に「風濤図」「松鷹図」「呂洞賓(りょ-どうひん)図」など,著作に「説門弟資」。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「雪村周継」の意味・わかりやすい解説

雪村周継
せっそんしゅうけい

雪村

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