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雪村 セッソン

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デジタル大辞泉の解説

せっそん【雪村】

[1504~?]室町後期の画僧。常陸(ひたち)の人。諱(いみな)は周継。号、鶴船・舟居斎。雪舟に私淑。関東・東北地方で活躍した。作「風濤図」など。

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百科事典マイペディアの解説

雪村【せっそん】

室町末期の画僧。生没年不詳。諱(いみな)は周継。号は雪村のほか中居斎,舟居斎,鶴船など。もと常陸(ひたち)の武士で,禅僧となって会津を主に関東,東北地方で活躍した。
→関連項目飲中八仙蝦蟇鉄拐瀟湘八景

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世界大百科事典 第2版の解説

せっそん【雪村】

室町末期の画僧。生没年不詳。16世紀初め常陸(茨城県)太田の戦国武将佐竹氏の一族の長子として生まれたが,家督を奪われて出家し,禅僧となり,法諱(ほうき)を周継といった。もっぱら画の修業に励み,別号を中居斎,舟居斎,鶴船と称した。会津,小田原,鎌倉など東北,関東の各地を遍歴するが,その間,会津の蘆名盛氏や小田原の北条氏康・氏政などの戦国大名早雲寺開山の以天宗清(いてんそうせい),同2世の大室宗碩(だいしつそうせき),円覚寺第151世の景初周随などの知遇を得て,画人として大成していった。

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大辞林 第三版の解説

せっそん【雪村】

1504?~?) 室町末期の画僧。字あざなは周継。常陸ひたちの人。雪舟に私淑し、宋元画を学び、山水画や神仙図をよくした。会津など地方で活躍。代表作「風濤図」「呂洞賓図」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

雪村
せっそん
(1504―?)

室町末期の禅僧、画僧。永正(えいしょう)元年常陸(ひたち)国(茨城県)太田に佐竹氏の一門として生まれる。没年は不明だが、86歳筆の款記(かんき)を伴う『瀟湘八景図屏風(しょうしょうはっけいずびょうぶ)』が知られ、およその活躍年代がわかる。諱(いみな)は周継(しゅうけい)。鶴船(かくせん)、鶴船老人、舟居斎などと号した。禅僧として修行したと思われるが、その詳細は不明で、また画(え)をだれに直接学んだのかも明らかでない。雪舟に私淑したことは、1542年(天文11)雪村自らがその画論を披瀝(ひれき)した『説門弟資』に述べられているが、さらに広く宋元(そうげん)画、ことに牧谿(もっけい)や玉澗(ぎょくかん)などを学び、独自の様式を創造したと推定される。現在これら両名の中国画人に倣った二つの『瀟湘八景図巻』(大阪・正木(まさき)美術館と個人蔵)が知られている。小田原(おだわら)、鎌倉、会津若松などを遍歴、生涯を関東、東北地方に置き、最晩年は会津の芦名盛氏(あしなもりうじ)の知遇を得、会津に近い三春(みはる)に雪村庵(あん)を結び隠棲(いんせい)した。この庵址(あんし)が現存している。地方画人とはいえ、戦国動乱期にいかにもふさわしい、動的表現に優れた力作が多い。代表作に『風濤(ふうとう)図』(京都・野村美術館)、『松鷹(まつたか)図』(東京国立博物館)、『花鳥図屏風』(奈良・大和(やまと)文華館)、『呂洞賓(りょどうひん)図』(同上)などがある。[榊原 悟]
『亀田孜著『日本美術絵画全集8 雪村』(1982・集英社)』

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世界大百科事典内の雪村の言及

【室町時代美術】より

…戦国時代の武将は高い教養をもち,画をたしなむものも少なくなかった。山田道安,土岐洞文らがその中で知られるが,常陸の城主として生まれ,出家して画僧となった雪村もまた戦国武将画家のひとりといえよう。彼は小田原で関東画壇に接した以外には中央との接触をもたず,東北南部の風土の中で特異な作風を発展させた。…

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