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電気時計 デンキドケイ

百科事典マイペディアの解説

電気時計【でんきどけい】

機構のうちに電気的な仕組を取り入れた時計の総称。ぜんまいや錘(おもり)を電動機で巻き上げる電気巻時計や電池時計なども含むが,ふつうは直流電気時計と同期電動機時計をさす。直流電気時計は,正確な親時計から30秒ごとに送られる瞬間電流で子時計の電磁石を働かせ,その分針を動かすもので,同一構内に多数の時計をおく場合などに利用される。同期電動機時計は,交流電源に接続するだけで動くもので,交流発電機の回転数が正確な親時計で制御され一定である限り,交流周波数に従って同期電動機の回転数も一定で,これを減速して秒針を回転させる。負荷の変動などで周波数が狂うと正しい時を示さないのが欠点である。

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大辞林 第三版の解説

でんきどけい【電気時計】

電気で動かす時計の総称。電源周波数や水晶発振器の発振周波数を基準として駆動するもの、標準電波を受信して精度を保つものなどがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電気時計
でんきどけい

広義には電気を用いる時計はすべて電気時計といえるが、源振部をトランジスタなどの能動素子で制御する時計を電子時計とよぶことから、一般には電気エネルギーによって動き、源振部が電気‐機械的な方法で制御されている時計をいう。1840年にイギリスのベインAlexander Bain(1810―1877)が初めて電気時計を考案した。現在では、種々の源振、変換、表示、動力の各装置が組み合わされ、製品は多岐にわたっている。大別すると、振り子やてんぷの振動を自ら制御持続する、電池をもった単独時計と、外部からの信号により振動周期や指針が制御されるものとに分かれる。前者には、振り子やてんぷの振動ごとに接点を閉じてコイルに電流を流し、永久磁石との吸引または反発力を利用し振動体を直接駆動する電磁時計、電気信号発生装置を備えていくつかの子時計を駆動する自己衝動時計などがある。また後者には、親時計から信号を得て動く同期子時計、家庭用電灯線を電源とする交流同期時計(交流電気時計)などがある。特殊なものとして電波時計、太陽電池時計あるいは光電時計などと、それぞれの呼称でよばれている。[元持邦之]

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世界大百科事典内の電気時計の言及

【時計】より

…自動巻き,永久カレンダー,目ざまし,耐衝撃,報時など考えられる限りの付属機能を備え,誤差を消去するためのあらゆる考案を成し遂げたメカニズムの天才であり,また優雅で上品な芸術作品というべきデザインの妙を尽くした時計は,人間の成し遂げた最高傑作といえる。
[電気・電子時計]
 人力でぜんまいを巻く代りに電気の力を利用しようとの発想が,18世紀半ばから19世紀の初めにかけて電池時計,電気時計を生んだ。例えば,ぜんまいを一定の時間間隔で電動機によって巻き上げる方式,振子やてんぷを電磁石の力で駆動する方式などのほか,アメリカのウォレンHenry Ellis Warrenによる電灯線の周波数に同調して回転する同期電動機を利用した方式(1918)など多種類の時計が作られた。…

※「電気時計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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