風袋(読み)フウタイ

  • tare
  • 風袋 (カザブクロ)

デジタル大辞泉の解説

はかりで物の重さを量るとき、それを入れてある容器・袋・箱など。「風袋こみの目方」
実質に対しての外観。うわべ。見かけ。「風袋ばかりりっぱな人」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原意は商品の容器や包装材であるが、取引用語としてはその重量をいう。中身だけの重量を正味(しょうみ)といい、風袋と正味の合計を皆掛(みなかけ)とよぶ。風袋の決め方には、〔1〕個々の風袋を実際に計算する実際風袋、〔2〕全体のなかの数個の風袋を計量し、その平均値をもって風袋とする平均風袋、〔3〕取引商品の風袋が一般に知られているとき、個々に計量しないでそれに従う慣習風袋、〔4〕取引に際して当事者が協議して推定する算定風袋などがある。商品を重量単位で取引する場合には、皆掛によるときと正味によるときとがある。また、計量法に定める法定計量単位により商品を販売する者は、正味を表記しなければならず、違反すると懲役・罰金等に処せられる。

[森本三男]

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 品物を入れたり包んだりしている包装袋、箱、缶など。また、その重量。
※志不可起(1727)「物を秤にかけるとき、其物を載る敷物をふうたいと云よりして」
② 実質に対して、外観をいう。うわべ。みかけ。また、無益、無駄なこと。
※わらんべ草(1660)四「一所におちあなをこしらへおけば、そのあなへおち入、あなばかりこしらへ、かきはふうたいとてせざらんは、ししはとられまじ」

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