デジタル大辞泉 「騒く」の意味・読み・例文・類語 ぞめ・く【▽騒く】 [動カ五(四)]《古くは「そめく」》1 浮かれさわぐ。「茂作は―・くようにいいながら」〈万太郎・露芝〉2 遊郭や夜店などを、ぞろぞろさわぎながら歩く。また、ひやかして歩く。「いざ町でも―・いて来こまそ」〈風葉・亀甲鶴〉[類語]騒ぐ・叫ぶ・怒鳴る・張り上げる・騒ぐ・はしゃぐ・喚き散らす・喚き立てる・がなる・がなり立てる・ざわめく・ざわつく・さざめく・さんざめく・ざわざわする・どよめく・がやがや・わいわい・わあわあ・きゃあきゃあ・ぎゃあぎゃあ・ざわざわ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「騒く」の意味・読み・例文・類語 ぞめ・く【騒】 〘 自動詞 カ行四段活用 〙① さわぐ。浮かれさわぎまわる。そそめく。[初出の実例]「あけくれそめき」(出典:米沢本沙石集(1283)一〇本)「『それには身どもも少し所縁あれば、いざ立越えて遊ん』とぞめいて彼処へ急ぎける」(出典:歌舞伎・信田会稽山(1702)三)② 遊郭や夜店などをひやかして浮かれ歩く。〔評判記・色道大鏡(1678)〕[初出の実例]「ぞめきたがる若ひ者ども、手前に引付て置し報ひなり」(出典:浮世草子・好色二代男(1684)八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例