ざわざわ(読み)ザワザワ

デジタル大辞泉 「ざわざわ」の意味・読み・例文・類語

ざわ‐ざわ

[副](スル)
大ぜい集まった人々の話し声などが醸し出す、騒がしい音を表す語。また、そういう人々の、騒がしく落ち着かないさま。「ざわざわ(と)した会場
木の葉などが触れ合う音を表す語。「木々がざわざわ(と)音をたてる」
[類語](1がやがやわいわいわあわあきゃあきゃあぎゃあぎゃあざわつくざわめくどよめく騒ぐはしゃぐぞめわめさざめくさんざめく叫ぶ怒鳴る張り上げる喚き散らす喚き立てるがなるがなり立てる/(2ひゅうびゅうぴゅうひゅっとびゅんびゅんひゅうひゅうびゅうびゅうぴゅうぴゅうそよそよさわさわそよさやさやさらさらはたはたばたばた

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精選版 日本国語大辞典 「ざわざわ」の意味・読み・例文・類語

ざわ‐ざわ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 声や音がさわがしく聞えるさま、大勢がさわぎ動くさまを表わす語。
※碧巖雷沢抄(1533)一「此でざわざわと云へば、十万里の外の海にどうどひるがゑる也」
② そわそわと落ち着かないさまを表わす語。
浄瑠璃女殺油地獄(1721)下「ざはざはと何んじゃの。有所(ありしょ)の知れた紙入明日(あす)なと取らんせ」
病気の熱などで寒けがするさまや、気味が悪く鳥肌がたつようなさまを表わす語。ぞくぞく。
※一九二八・三・一五(1928)〈小林多喜二〉一「幸子は身体のずウと底の方からザワザワと寒気がしてきた」

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