デジタル大辞泉 「ざわつく」の意味・読み・例文・類語 ざわ‐つ・く [動カ五(四)]1 騒がしい音を立てる。ざわざわする。ざわめく。「その発言をめぐって聴衆が―・きだした」2 落ち着かない状態になる。そわつく。「心が―・く」3 あることがらの話題で持ちきりになる。「新製品の噂にネット上のファンが―・く」「世の中が何となく―・き始めた」〈漱石・夢十夜〉[類語]がやがや・わいわい・わあわあ・きゃあきゃあ・ぎゃあぎゃあ・ざわざわ・ざわめく・どよめく・騒ぐ・はしゃぐ・騒ぞめく・喚わめく・さざめく・さんざめく・ざわざわする・叫ぶ・怒鳴る・張り上げる・喚き散らす・喚き立てる・がなる・がなり立てる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ざわつく」の意味・読み・例文・類語 ざわ‐つ・く 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「つく」は接尾語。「さわつく」とも )① 落ち着かない状態になる。そわそわする。[初出の実例]「且当分の徳にしたがひ、一往の軽薄にてざはつける族には」(出典:評判記・色道大鏡(1678)二〇)「世の中が何となくざわつき始めた。今にも戦争が起りさうに見える」(出典:夢十夜(1908)〈夏目漱石〉第九夜)② 声や音がさわがしくなる。また、多くのものがさわぎ動く状態になる。[初出の実例]「けふの月五尺の稲のざわつきて〈一茶〉 追るる鹿のよくおよぐ也〈天外〉」(出典:俳諧・我春集(1811)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例