デジタル大辞泉
「叫ぶ」の意味・読み・例文・類語
おら・ぶ【▽叫ぶ】
[動バ四]大声で叫ぶ。また、大声で泣き叫ぶ。
「菟原壮士い天仰ぎ叫び―・び地を踏み」〈万・一八〇九〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さけ・ぶ【叫・号】
- 〘 自動詞 バ五(四) 〙
- ① 大声で言う。大きな声を発する。特に、助けを求めたり、何かを訴えたりする場合についていう。
- [初出の実例]「二田塩、仍ち、大刀を抜きて其の宍を刺し挙げて叱咤(たけ)ひ啼叫(サケヒ)て始(いまし)斬りつ」(出典:日本書紀(720)大化五年三月(北野本訓))
- 「助けよや、猫また、よやよやとさけべば」(出典:徒然草(1331頃)八九)
- ② 雨や風などがはげしい音をたてる。
- [初出の実例]「寒雨蕭々時に過ぎ凍風烈々地に吼(サケ)び」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一)
- ③ ( 比喩的に ) 世間に対して、ある事柄についての考え、意見を強く主張する。
おら・ぶ【叫・号】
- 〘 自動詞 バ四段活用 〙 声の限り叫ぶ。大声で泣き叫ぶ。啼哭(ていこく)する。
- [初出の実例]「時に大鷦鷯尊、標擗(みむねをう)ち叱(オラビ)哭(な)いたまふ」(出典:日本書紀(720)仁徳即位前(前田本訓))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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