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高館 たかだち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高館
たかだち

室町時代の幸若舞 (こうわかまい) 曲。判官物文治5 (1189) 年衣川に面した高館での源義経滅亡を記す幸若舞曲の代表作。『義経記』巻8と同材で,武士に愛好された。古浄瑠璃同名の影響作がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

たかだち【高館】

幸若(こうわか)舞の曲名。上演記録の初出は1545年(天文14)(《言継卿記》)。源義経主従が奥州の高館で討手の軍勢を待ちうけながら開いた宴のさなかに,熊野より鈴木三郎が到着する。義経より佐藤兄弟の残したよろいをたまわった鈴木は,たずさえた腹巻の由来を物語り,これを弟の亀井六郎に譲って,翌日の合戦では兄弟ともに奮戦して果てる。弁慶は舞を一番舞って,敵(かたき)の中を斬ってまわるが,やがて痛手を負い,義経と辞世の歌をかわした後,衣川(ころもがわ)のあたりで立往生する。

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大辞林 第三版の解説

たかだち【高館】

岩手県西磐井郡平泉町の衣川の南岸にあったとりで。藤原秀衡が源義経のために構えたという。1189年、藤原泰衡に攻められて、ここで義経が自刃したと伝える。判官館ほうがんだて。衣川のたて。
幸若舞の曲名。室町時代の成立。「吾妻鏡」を原拠として、源義経の最期を描いたもの。
古浄瑠璃の一。幸若の文を五段に分け、終わりに義経と妻子の最期を加えたもの。残存正本中最古のもので、1625年正月の刊記がある。

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