ます【鱒】
※
出雲風土記(733)神門「則ち、年魚、鮭、麻須
(マス)、伊具比有り」
[二] シューベルト作のピアノ五重奏曲、イ長調、作品一一四番。一八一九年作。第四楽章の変奏の
主題に(二)(一)の
旋律を使っているのでこの名で呼ばれる。
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デジタル大辞泉
「鱒」の意味・読み・例文・類語
ます【鱒】[曲名]
《原題、〈ドイツ〉Die Forelle》シューベルトの作品。
歌曲。1817年作曲。変ニ長調。作詞はC=F=D=シューバルトによる。漁師が魚を釣り上げる様子を描いたもの。
ピアノ五重奏曲。1819年作。第4楽章の主題にの旋律を用いている。
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鱒
ます
Die Forelle
シューベルト作曲の歌曲。1817年作曲(D550)。ロマン派の叙情詩人シューバルトの詩に基づく。清流をマスが泳いでゆくのを岸に立って眺めていると、釣り師が現れ、そのマスをねらう。水が清らかなうちは針にかかるまいと思われたが、釣り師はわざと川の水を濁し、マスは釣り上げられてしまうという内容。自然への賛美と自由へのあこがれを込めたこの作品は三節からなり、水の流れを模した軽やかなピアノ伴奏にのって歌われるが、最終節では魚が釣り上げられるようすの描写に劇的な表現もみられる。2年後に作曲したピアノ五重奏曲(D667)の第四楽章で、シューベルトはこの歌曲の旋律を変奏曲の主題として用いており、そのためこの五重奏曲も「鱒」の名で親しまれている。
[三宅幸夫]
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鱒
オーストリアの作曲家フランツ・シューベルトの歌曲D550(1817)、原題《Die Forelle》。また、ピアノ五重奏曲D667(1819)は第4楽章が同歌曲を主題とすることから、作品全体の副題として『鱒』の名が用いられる。
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鱒 (マス)
学名:Salmo milktschitsch
動物。サケ科の遡河性魚
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