デジタル大辞泉 「鳥の子餅」の意味・読み・例文・類語 とりのこ‐もち【鳥の子餅】 祝儀用の、平たい卵形の紅白の餅。鶴つるの子餅。[類語]餅・伸し餅・鏡餅・お鏡・切り餅・菱餅・海鼠なまこ餅・水餅・焼き餅 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「鳥の子餅」の意味・読み・例文・類語 とりのこ‐もち【鳥子餠】 〘 名詞 〙 鶏の卵の形をして、扁平な餠。紅白二種をつくって、祝儀に用いる。鶴の子餠。[初出の実例]「この日、赤強飯(あかごはい)を蒸し、或は紅白の鳥子餠(トリノコモチ)(卵形をなしたる餠一重)を搗きて祝ひ」(出典:東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「鳥の子餅」の意味・わかりやすい解説 鳥の子餅とりのこもち 鶴(つる)の子餅ともいう。祝儀用の紅白餅で、鳥の卵のように楕円(だえん)形につくるところからこの名がある。また鳥のなかでも鶴は長寿を保つというので、鶴の子餅ともよばれて好まれた。糯米(もちごめ)をふかして臼(うす)に移すとき、紅餅の分にだけ食紅を加え、搗(つ)き分けて卵形に整えるが、砂糖が潤沢になるにつれ、素甘(すあま)のように甘くこしらえるようになった。祝儀の配り物としては大きな紅白餅を1個ずつ並べるか、重ね餅にするが、重ねにする場合は紅餅を上にする。また小餅を重詰(じゅうづ)めにすることもある。[沢 史生][参照項目] | 素甘 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「鳥の子餅」の解説 とりのこもち【鳥の子餅】 もち米で作った餅(もち)を平たい卵形に紅白対で作ったもの。祝い事に用いる。◇もち米の餅ではなく、うるち米の糝粉(しんこ)を用いたすあまで同様に作ったものを「鶴の子餅」という。 出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報