寿甘とも書く。餅(もち)菓子の一種。本来は洲浜(すはま)で、素甘はその音便がなまったもの。江戸末期に関東ではやった餅菓子。ほのかに甘いだけの餅菓子という意味で素甘とよばれてきた。上新粉をよくふるい、砂糖を加え、水でこねて蒸したうえ、搗(つ)き上げる。固くなりにくい餅として重宝された。形を鶴(つる)の卵風にして紅白にしたものが祝儀菓子(式菓子)に用いられてきた。寿甘の文字をあてたのはこれによる。また表面を食紅で染め、竹すだれで巻いて棹物(さおもの)にしたものは、小口から切って、大福餅などとともに餅菓子屋に並べられた庶民的な菓子の一つである。
このほか、表面を青粉で染め、竹すだれの節目をつけた木賊(とくさ)素甘、紅白の餅を重ねて巻いた木目(もくめ)素甘などもつくられたが、これは今日ではあまりみられない。また表面を紅で染めた素甘を、半分に割った青竹5本で縛ったものは、切り口が梅の花形になり、紅梅餅といわれた。これには洲浜型の応用がみられ、やはり祝い菓子に用いられた。
[沢 史生]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
昆虫綱半翅目(はんしもく)同翅亜目セミ科Cicadidaeの昆虫。体長は雄32~39ミリメートル、雌23~28ミリメートル。体は黒色で、茶色や緑色の斑紋(はんもん)がある。雄の腹部は大きく、空洞で、発...
7/28 化学辞典 第2版(森北出版)を更新
6/26 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/17 デジタル大辞泉プラスを更新
4/17 デジタル大辞泉を更新
2/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新