デジタル大辞泉 「鳥羽市」の意味・読み・例文・類語
とば‐し【鳥羽市】

縄文時代の遺跡は北部では阿胡行宮
」とあり、行宮の地は明らかでないが鳥羽湾周辺とする説がある。平家が権力を握ると祖先の地である伊勢・志摩を領し、その一族の橘氏が鳥羽殿と称し代々支配した。
「神鳳鈔」には、泊浦御厨(現鳥羽二丁目)・賀茂村所在(現岩倉町付近)・相佐賀(一本に相佐須、現相差町)・坂手御厨(現坂手町)・畔蛸御厨(現畔蛸町)・猿田御厨(現鳥羽一丁目付近)・伊志賀御厨(現石鏡町)・株尾御薗(現松尾町)・越浜(現小浜町)・須賀嶋(現菅島町)・神嶋(現神島町)・大津・国崎(現国崎町)・竈子御厨(現堅子町)、新校群書類従本には同土御厨(一本に固上御薗、現堅神町)などの神宮領を記し、光明寺古文書には荒志嶋庄(現安楽島町)を記している。康正元年(一四五五)一二月一八日の内宮禰宜庁庁宣(氏経卿引付)には「爰及当祭礼
、始泊浦被官人依
成
彼船煩
役人不
進
御贄
之間神事延引之条、神慮難測次第也」とあり、文明四年(一四七二)一一月一三日の内宮庁宣(同引付)にも「可早致徴納本宮上分米五石、被押留、泊浦神饌闕如、神慮難測者哉急速被返渡専神用間事」とあり、泊浦すなわち鳥羽からの贄が順調に届けられていないことを記している。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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