黄石(読み)こうせき

百科事典マイペディアの解説

黄石【こうせき】

中国,湖北省南東部,長江西岸の新興工業都市。旧名石灰窰。大型船の停泊可能な港をもつ。石灰の産出で知られ,市内にはセメント・鉄鋼工場が多い。西方26kmの大冶(だいや)鉄山とは鉄道・自動車道路で縦横に結ばれている。63万人(2014)。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうせき【黄石 Huáng shí】

中国,湖北省東部,長江(揚子江)の南岸にある都市。人口56万(1994)。武大鉄道(武昌~黄石)が通る。1950年,もと大冶(だいや)県に属していた黄石港・石灰窰の2鎮および付近の地区を合併して市を設置した。市内には丘陵,湖沼が多い。西方26kmのところに大冶鉄山があり,1891年(光緒17)に開発された。鉄山との間に鉄道・自動車網が縦横に交錯しており,ここからかつて日本の八幡製鉄所へ原料鉱として積み出された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黄石
こうせき / ホワンシー

中国中部、湖北(こほく)省東部の長江(ちょうこう)(揚子江(ようすこう))南岸にある地級市。工業都市で長江の重要河港の一つでもある。4市轄区と陽新(ようしん)県を管轄し、大冶(だいや)市の管轄代行を行う(2016年時点)。人口265万1000(2014)。1950年黄石港、石灰窰(せきかいよう)の両鎮と周辺地区を合併して市制施行。市域には低い山地や丘陵、湖沼が多い。大冶鉄山をはじめ、鉄、銅、石炭など地下資源が豊富で、宝武鋼鉄集団傘下の武漢(ぶかん)鋼鉄に鉄鉱石を供給するほか、製鉄、銅の製錬、セメントなどの工業も立地する。改革開放以降は、アパレル産業や酒類製造も発展している。武昌(ぶしょう)―九江(きゅうこう)を結ぶ武九線に沿うほか、2014年開通の武石城際鉄道(武漢―黄石)の終点でもある。[河野通博・編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

こう‐せき クヮウ‥【黄石】

〘名〙
① 黄色い石。
※大観本謡曲・張良(1516頃)「金色の光を虚空に放し、忽ち姿を黄石(くゎうせき)と現し」 〔史記‐留候世家〕
② 「ほうかいせき(方解石)」の異名。〔本草綱目‐金石部・方解石・釈名〕

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