瑞川寺(読み)ずいせんじ

日本歴史地名大系 「瑞川寺」の解説

瑞川寺
ずいせんじ

[現在地名]一関市真柴

すい川と新山にいやま川に挟まれた字千刈田せんがりだにある。曹源山と号し、曹洞宗本尊延命地蔵。はじめ志田しだ稲葉いなば(現宮城県古川市)にあり大崎義隆開基で、累代大崎氏の位牌寺であった。天正一八年(一五九〇)葛西大崎一揆の際、兵火のため焼失して荒廃。慶長七年(一六〇二)同地の領主鈴木氏により仙台松音しようおん寺末として再興され、同氏位牌寺となった。


瑞川寺
ずいせんじ

[現在地名]東区山根町

尾長おなが山の中央部の南斜面、天神てんじん谷にあり、曹洞宗。古くは万松山と号したが、広島山と改めた。本尊は阿弥陀如来。広島開府にまつわる説話・町割計画・広島命名の次第などを記した瑞川寺縁起(寛永一五年記)を蔵する。「知新集」には広島開府の頃、寺領七〇貫を付せられていたが、毛利氏の防長移封後は衰微し、無住となったため、城下薬研堀やげんぼり(現中区)にあった禅昌ぜんしよう寺四世大淵が隠居後この寺に入り、開山となったと伝え、天保九年(一八三八)国泰こくたい(現西区)一九世大雄が隠居後この寺に入り、以後同寺末寺となったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「瑞川寺」の解説

瑞川寺

(宮城県大崎市)
ふるさとみやぎ文化百選 建造物とまちなみ編指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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