限る(読み)カギル

デジタル大辞泉 「限る」の意味・読み・例文・類語

かぎ・る【限る】

[動ラ五(四)]
時間・空間数量資格などに境をし、範囲を定める。「期限を十日と―・る」「申し込みは一人一枚に―・ります」
「荒いが此の風、五十鈴川で―・られて、宇治橋の向うまでは吹くまいが」〈鏡花歌行灯

㋐特にそれと限定する。「その件に関する―・り、問題はない」「うちの子に―・り、そんなことをするはずはない」→限って
㋑(「…に限る」の形で)他に、これに勝るものがない。最上である。「夏はビールに―・る」「こういうときにはその手に―・る」
㋒(打消しの語を伴って)そうと断定できない意を表す。「酒がからだに毒だとは―・らない」
[可能]かぎれる
[類語]極める絶する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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