ARPANET(読み)あーぱねっと

  • Advanced Research Project Agency network
  • Advanced Research Projects Agency Network
  • アルパネット

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

Advanced Research Projects Agency Networkの略。1969年に米国防総省の高等研究計画局(ARPA)が導入したパケット交換方式のネットワークで、現在のインターネット元祖である。ARPANETは、米国内の4カ所(カリフォルニア大学ロサンゼルス校、スタンフォード研究所、カリフォルニア大学サンタバーバラ校、ユタ大学)に分散したコンピューター同士をつないで開通し、その後徐々に規模を拡大していった。

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IT用語がわかる辞典の解説

1969年、アメリカ国防総省高等研究計画局(ARPA)により構築されたコンピューターネットワーク。当初、全米4ヵ所の大学や研究所にあるUNIXのコンピューターを接続、以降接続数を増やしていった。1980年代初頭に現在一般的となったTCP/IPを全面的に採用したことから、インターネットの原型とされる。◇「Advanced Research Projects Agency Network」から。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アメリカ合衆国国防省国防高等研究計画局 DARPAが 1969年に構築したコンピュータ・ネットワークインターネットの原型になったといわれている。1960年代前半 DARPAの部長を務めていたジョセフ・リックライダーがコンピュータ・ネットワークによる資源の共有を提唱した。1969年パケットデータ交換方式によるネットワークがカリフォルニア大学ロサンゼルス校など 4ヵ所を結ぶかたちで始まり,しだいに全米規模となった。1983年,今日も使われている通信プロトコル TCP/IPによる接続が採用された時点で,軍関係のネットワークが切り離され,ARPANETの名前で学術研究目的のコンピュータ・ネットワークとなった。1985年には国立科学財団 NSFNSFNETが ARPANETを吸収,のちのインターネットの基軸となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アメリカ国防総省高等研究計画局(ARPA、後のDARPA)が、核戦争が起こった場合などにも生き残れる通信ネットワークとして開発した、世界初のパケット通信網。アルパネットとも読む。通信はパケットに分割され、それぞれのパケットには個別に目的地を指定するが、途中経路は指定しない。このため、目的地までの経路を静的に構成するそれまでの回線交換式の通信とは異なり、網内のルーターがパケットごとに状況に応じて複数の経路から最適なものを選ぶことができるようになった。これによって、ある経路に障害が生じても、動的に他の経路を選択することができ、通信の継続を可能とする。1969年、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)など四つの拠点を接続する形で運用が始まり、この技術が、後にインターネットの礎(いしずえ)となった。[丸山 宏]

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