Android(読み)あんどろいど

日本大百科全書(ニッポニカ) 「Android」の意味・わかりやすい解説

Android
あんどろいど

グーグル社が提供する、オペレーティングシステムOS)やミドルウェアウェブブラウザーなどの主要なアプリケーションを含むプラットフォーム(システムの基本となる環境)のこと。おもにタブレット型端末スマートフォンなどの携帯端末に使われる。OSはスマートフォン用のものとしては、アップル社のiOS(アイオーエス)と人気を二分している。アプリケーションはGoogle Play(グーグルプレイ)で提供される。

 新しいプラットフォームの開発を手がけていたアメリカのアンドロイド社(2003年設立)を、2005年にグーグル社が買収、2007年に最初のAndroidが発表された。Android OSのバージョン2.Xがスマートフォンを中心とするOSであったのに対して、3.Xはタブレット型端末向けに特化していたが、4.Xから両者を統合して同じユーザー・インターフェースで使えるようになっている。Androidはオープンソースであるため、無償で利用できるだけでなく、改変も自由にできる。オープン・ハンドセット・アライアンスOpen Handset Alliance(OHA)という業界団体によって技術開発普及が行われている。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「Android」の意味・わかりやすい解説

Android【アンドロイド】

本来は〈人造人間〉を意味する言葉で,初出はフランス象徴派の作家ビリエ・ド・リラダン長編《未来のイヴ》と言われる。2007年,アメリカのグーグル社が開発した携帯電話のプラットフォームにこの名称をつけたことで,世界的に広まった。Linuxベースの,オペレーティングシステム,ユーザーインターフェース,ミドルウェア・アプリケーションを統合するプラットフォームで,グーグル検索などのアプリケーションが一体化されている。2008年から対応する携帯電話・PCタブレットなどが世界中で発売され,アップル社のiPhoneOS(2010年にiOSに改名)などと競合しつつスマートフォンの爆発的普及を加速させている。
→関連項目キンドルLINE

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IT用語がわかる辞典 「Android」の解説

アンドロイド【Android】

グーグルが提供する、スマートフォン向けのプラットフォームオープンソースソフト(OSS)で、オペレーティングシステム(OS)、ミドルウェアユーザーインターフェースなどをセットで提供する。開発者は自由にこのプラットフォームを搭載したモバイル端末用のアプリケーションソフトウェアを作ることができる。◇2007年11月発表。

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