出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
英語アルファベットの第5字。2番目の母音字。古代のアルファベットにはない文字であり、エジプトの象形文字から、フェニキア文字、セム文字を経て、ギリシア文字から現在に至っている。元来はh音を表す文字であったが、ギリシア文字のある地方のアルファベットにおいて、長母音のイプシロンεを表す文字としてイータΗが用いられ、このΗが変化してEが誕生した。小文字eは大文字Eからアンシャル体を経て生じた。音楽ではドレミ唱法のミ(ホ音)、ハ長調の第3音を表す。大文字Eは、物理ではエネルギー、論理学では全称否定、電気では電圧を、また方位では東を表す。中世ローマ数字では250を示す。また小文字eは、数学では自然対数の底(てい)、円錐(えんすい)曲線の離心率を、物理では電子あるいは、陽子の電荷を表している。
[斎藤公一]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
「イプシロン」のページをご覧ください。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新