IMO(国際気象機関)(読み)あいえむおー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「IMO(国際気象機関)」の意味・わかりやすい解説

IMO(国際気象機関)
あいえむおー

国際気象機関International Meteorological Organizationの略称。世界気象機関WMO)の前身。気象台長の団体であって政府間機関ではない。1879年ローマで設立されたが、実際の発足は1873年にウィーンで開かれた第1回国際気象総会と考えられる。同会議は測器の校正、観測時刻、単位、電信による情報交換(モースの電信発明は1843年)などを討議した。日本の中央気象台長は1885年(明治18)ごろIMOに加入した。

[安田敏明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android