外来種(読み)ガイライシュ(英語表記)exotic species

デジタル大辞泉 「外来種」の意味・読み・例文・類語

がいらい‐しゅ〔グワイライ‐〕【外来種】

外来生物

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共同通信ニュース用語解説 「外来種」の解説

外来種

もともと生息していなかった地域に、人間活動を介して他の地域から入ってきた生物。日本に外国から入ってきた生物は分かっているだけで約2500種あるとされ、定着が進み、シロツメクサなどすっかり身近な存在になった例もある。生態系を壊したり農林水産業に悪影響をもたらしたりする112種が、外来生物法に基づき「特定外来生物」に指定され、輸入飼育が規制されている。環境省は/(1)/外来生物をむやみに日本に入れない/(2)/飼っている場合は野外に捨てない―などを徹底するよう求めている。

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改訂新版 世界大百科事典 「外来種」の意味・わかりやすい解説

外来種 (がいらいしゅ)
exotic species

もともとその地になく,他から移住したり導入されたりして居つくようになった動植物。外国から入ってきた生物を指すことが多く,帰化動物帰化植物などといわれる。最近ではアメリカシロヒトリ,セイタカアワダチソウなどが有名である。農業用作物家畜あるいは観賞用動植物などは大部分が外来種である。作物や家畜で外国から導入した品種外来品種という。これに対してもともとその地にあったものを在来種在来品種という。作物や家畜で外来種(品種)を導入してから,その地で品種改良を加えて作られた新品種は外来品種とはいわない。古くに日本へ伝わってきた水稲,コムギ,オオムギなどには日本で古くから作られた品種がたくさんあり,これらは在来品種といわれている。一方で,日本では現在でも外来品種がよく導入されているが,日本にない病害虫が持ちこまれないように検疫制度が設けられている。
帰化生物
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