PDCAサイクル(読み)ぴーでぃーしーえーさいくる

  • PDCA cycle

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

PDCAサイクルは、行動プロセスの枠組みのひとつ。Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Action(行動)の4つで構成されていることから、PDCAという名称になっている。従来、PDCAサイクルの考え方は、公共分野において事業の円滑を推進するために取り入れられていた。近年、企業においてリスクマネージメントが重要になってきたことから、リスクマネージメントを円滑に行なう際の拠り所として取り入れられている。さらに、PDCAサイクルは、企業のリスクマネージメントの評価を行なう際の基準にも用いられる。例えば、物の品質に関するISO 9000や、環境に関するISO 14000の認証審査では、PDCAサイクルを取り入れた経営が行なわれているかが、重要な判断基準の1つとなっている。

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デジタル大辞泉の解説

PDCA cycle PDCAは、plan-do-check-actaction)の》生産・品質などの管理を円滑に進めるための業務管理手法の一。(1)業務の計画(plan)を立て、(2)計画に基づいて業務を実行(do)し、(3)実行した業務を評価(check)し、(4)改善活動(act)が必要な部分はないか検討し、次の計画策定に役立てる。

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百科事典マイペディアの解説

企業活動において業務を継続的に改善していく手法の一つ。Plan(計画),Do(実行),Check(評価),Act(改善)の4つの頭文字を取ったもの。最後のActの実施を受け,次のPDCAサイクルのPlanに繋げることで,継続的に業務改善を実施していく。品質管理や生産管理など,様々な場面で活用されている。

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人材マネジメント用語集の解説

・1950年、品質管理の父 エドワード・デミングによって提唱された考え方で生産プロセス、業務改善の連続的なフィードバックツールとして発展した。
・業務遂行に際し、「計画をたて(Plan)、実行し(Do)、その評価(Check)にもとづいて改善(Action)を行う、という工程を継続的に繰り返す」仕組み(考え方)のことを言う。
・業務を流れで捉え、評価を次の計画に活かして業務遂行をより高いレベルにもっていくことで、民間企業では品質向上や経費削減などに用いられる。
・業務管理をするマネジメントツールとして広く用いられている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

品質改善や経費削減、環境マネジメント、情報セキュリティなど、多くの分野で用いられる管理手法の一つ。plan(計画)、do(実行)、check(評価)、act(改善)のステップを繰り返し、つねに不都合を改善しながら次の計画に周期ごとの成果を反映させて、業務の質を継続的に向上させていくことが特徴であり、四つのステップは呼称の語源にもなっている。アメリカやヨーロッパでは、この考え方を提唱した統計学者デミングWilliam Edwards Deming(1900―1993)にちなんで、デミングサイクル、デミングホイールともよばれる。
 PDCAサイクルの考え方は、日本でも製造業の品質維持や改善のためのシステムとして評価され、品質管理の国際基準であるISO9000やISO14000などの環境マネジメントシステムとして採用されている。また、国や自治体の電子行政やセキュリティ対策にも高い効果が得られ、行政や政策を管理する手法としても積極的に導入されている。[編集部]

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