WWW(読み)ダブリューダブリューダブリュー

デジタル大辞泉 「WWW」の意味・読み・例文・類語

ダブリュー‐ダブリュー‐ダブリュー【WWW】[World Weather Watch Programme]

World Weather Watch Programme世界気象監視計画国際協力によって全球的規模で気象を監視し、気象の予報精度を高めようとするもの。WMO世界気象機関)により1963年に開始。

ダブリュー‐ダブリュー‐ダブリュー【WWW】[world wide web]

world wide web》⇒ワールドワイドウェブ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「WWW」の意味・わかりやすい解説

WWW(World Wide Web)
だぶりゅーだぶりゅーだぶりゅー

World Wide Webの略。インターネットの代表的な情報提供の仕組み。「ワールド・ワイド・ウェブ」(世界的なクモの巣の意)、または単に「ウェブ」ともいう。CERN(ヨーロッパ共同原子核研究機構)の研究者によって1989年に開発された。インターネットに接続した際に、画面に表示された1ページのなかに、文字(文書)や画像を配置し、文書の一部や画像をマウスなどでクリックすると、関連する(リンクした)別のページが表示される(これをハイパーテキストという)。この関連づけは、同一のサーバー内のページだけではなく、世界中のWWWのページに対してもできる。そのため、利用者はこのリンクを次々とたどることで、世界中の関連する情報を見ることができる。このことから「世界的なクモの巣」と名づけられたのである。組織や個人がもつWWWの複数のページを代表し、各ページへのアクセスの出発点になるページをホームページという。また関連づけのために、そのデータの所在する場所を示すためにURLを用いる。WWWブラウザー(WWWを閲覧するためのソフトウェア)の原型は「モザイクMosaicといい、GUIを使ったブラウザーが開発されたことで、インターネットのなかで急速に普及したと同時に、インターネット自体を広く一般に普及させる起爆剤になった。

[中島由弘]


WWW(世界気象監視)
だぶりゅーだぶりゅーだぶりゅー

世界気象監視

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「WWW」の意味・わかりやすい解説

WWW【ダブリュダブリュダブリュ】

World Wide Webの略。インターネット上で広く使用されている情報検索システムをいう。1989年ヨーロッパ合同原子核研究機関(CERN)のティム・バーナード・リー研究員が考案した。文字や画像,音声などさまざまな情報を組み合わせ,それらをHTMLを用いて記述する。このようにして整備・蓄積された情報を検索するためイリノイ大学のマーク・アンドルーセンによってMosaicが考案され,インターネット上のどこからでも簡単にあらゆる情報に到達できるようになり,爆発的に利用者が増加した。
→関連項目イントラネットネットサーフィンVRMLブラウザホームページ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「WWW」の解説

WWW

World Wide Webの略。世界中に蜘蛛の巣のように張り巡らされたハイパーテキストシステム。ハイパーテキストシステムとは、文書内にある文字列が、別のテキストやファイルにリンクしていることを指す。1989年にCERN(Conseil Europeen pour la Recherche Nucleaire:欧州合同素粒子原子核研究機構)」のティム・バーナーズ・リー氏が考案した、さまざまな技術によって成り立っているシステムの総称だ。ユーザーがWebブラウザーにURLを指定すると、HTTPによってWebサーバーへの接続とWebページを取得するためのコマンドの送信が行なわれる。指定されたファイルが存在すれば、Webサーバーから指定したファイルが転送されてくる。Webブラウザーは、HTML形式などのファイル情報を読み込み、書式情報や文書構造を表わす「タグ」の内容に合わせてテキストを画面に表示する。テキストだけでなく、画像、音声、映像も同様に処理が可能である。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

IT用語がわかる辞典 「WWW」の解説

ワールドワイドウェブ【WWW】

インターネットで標準的に使われる情報提供システム。1989年にCERN(欧州原子核研究機構)のティム・バーナーズ・リーが考案。ハイパーリンクで相互に結びつけられるハイパーテキストを採用している。◇「world wide web」の頭文字から。ハイパーリンクで結ばれた情報網があたかも蜘蛛の巣(web)のように張り巡らされていることに由来。略して「ウェブ」ともいう。また、「ダブリューダブリューダブリュー」「スリーダブリュー」ともいう。⇒ハイパーテキスト

スリーダブリュー【WWW】

ワールドワイドウェブ。◇「world wide web」の頭文字から。⇒ワールドワイドウェブ

ダブリューダブリューダブリュー【WWW】

ワールドワイドウェブ。◇「world wide web」の頭文字から。⇒ワールドワイドウェブ

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「WWW」の解説

WWW

インターネット上でウェブページを利用する仕組みの名称で「ワールドワイド・ウェブ」の略称です。アドレス(URL)が割り当てられていれば、世界中のどのコンピュータに保存されている情報でも、種類を問わず呼び出せること、ページ内のリンクをクリックするだけで別のページを呼び出せることなどが大きな特徴です。世界中のウェブページがリンクによって複雑につながっている様子が、まさにクモの巣(ウェブ)に似ていることから命名されました。インターネットの主要な利用目的として、電子メールに並び世界中で利用されています。
⇨URL、インターネット、ネットワーク、
ホームページ、リンク

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

図書館情報学用語辞典 第5版 「WWW」の解説

WWW

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

DBM用語辞典 「WWW」の解説

ワールド・ワイド・ウェブ【WWW World Wide Web】

分散データベース・システムの一種。HTML言語で記述された、文字・音声・画像・動画などの情報を扱うことが可能。世界中のウェブサーバが提供する情報に直接、ハイパーリンクし、情報検索、情報発信することができる。この機能を利用するには、クライアント側にブラウザが組み込まれている必要がある。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報

ホームページ制作用語集 「WWW」の解説

WWW

World Wide Webの略。単にWeb(ウェブ)と呼ばれることも多い、インターネットやイントラネットで標準的に用いられるドキュメントシステム。

出典 (株)ネットプロホームページ制作用語集について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「WWW」の意味・わかりやすい解説

WWW
ダブリュ・ダブリュ・ダブリュ

「ワールド・ワイド・ウェブ」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のWWWの言及

【インターネット】より

…また,1985年にNSF(アメリカ科学財団)がARPAネットを吸収するような新たな基幹通信網に基金を出したが,それに接続するネットワークがすべてTCP/IPを採用したこともあって,TCP/IPはアメリカの研究教育機関における事実上の標準となった。90年代に入り,インターネット上に流れている,あるいは蓄積されている情報にアクセスする仕組みとしてWWW(World Wide Web,ウェブ)がCERN(ヨーロッパ合同原子核研究機構)で開発され,それを図示的に閲覧するためのブラウザ(Mosaic,Netscape,Internet Explorerなど)が次々に登場した。インターネットの商業利用も認められた。…

【データベース】より

…ここでは,複数の利用者による多目的共同利用という色合いが薄れているが,もちろんパソコンのネットワークによる情報の共有がありうる。また,最近では,WWWといういわば地球規模の情報資源が現出しつつある。WWW自体はデータベースといえないにしても,さまざまのデータベースを構築する素材を,WWW経由で入手できる。…

【電子ドキュメント】より

…応用分野としては,CALS等が挙げられる。(3)ハイパーテキスト インターネットを爆発的に発展させたWWW(ワールドワイドウェブ)サービスの中核となったHTMLに代表される第三世代のハイパーテキスト型ドキュメント。HTMLはSGMLの仕様に基づいて記述されたドキュメントであり,その最大の特徴は,論理構造の表現を木構造に限定せず,リンクによるネットワーク構造の記述能力を備えていることである。…

【ネットワークサービス】より

…同じく電話網を使用するが,ファクシミリで製品情報を提供するサービスなどもある。一方,代表的なコンピューターネットワークであるインターネットでは,リモートホストの遠隔利用Telnet(Telecommunication Network),ファイル転送FTP(File Transfer Protocol),メール転送SMTP(Simple Mail Transfer Protocol),ニュース転送NNTP(Network News Transfer Protocol)などの古典的サービスだけでなく,WWW(World Wide Web)のサービス,音声やビデオなどの放送サービス,情報検索サービスなどの多様なサービスが提供されている。また,インターネット電話やインターネットファクシミリなどのように,従来の電話網の機能をインターネット上で使用できるようにもなった。…

※「WWW」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android