KJ法(読み)ケージェーホウ

デジタル大辞泉 「KJ法」の意味・読み・例文・類語

ケージェー‐ほう〔‐ハフ〕【KJ法】

KJ method》文化人類学者の川喜田二郎が考案した発想法。ブレーンストーミングなどで思いついたことや調査で得られた情報などをカードに記すことから始め、類似のカードについてグループ分けとタイトルづけを行い、グループ間の論理的な関連性を見いだし、発想や意見や情報の集約化・統合化を行う。

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人材マネジメント用語集 「KJ法」の解説

KJ法

・川喜田二郎氏(東京工業大学名誉教授)が開発した手法で彼のイニシャルを取ってこう呼ばれる。
・一見関連性の低い多くの断片的な情報を統合して、アイディアを生み出したり、問題解決糸口を探り出すための手法。
・多くの雑多な情報を、関連性の高い単位でグループ化し分類・統合を進めることで、グループを意味を持つ単位に集約させることができ、そこからアイディア、解決の糸口を得ることができる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「KJ法」の意味・わかりやすい解説

KJ法
ケージェーほう

文化人類学者の川喜田二郎の考案した創造性開発技法の一つで,考案者の頭文字をとって名づけられたもの。紙切れ法ともいう。ブレーンストーミングなどで出された意見やアイデアを1つずつ紙片に書き,それらをばらばらにして広げ,虚心に眺めながらアイデアやヒントを発想させていく方法である。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「KJ法」の解説

KJ法

収集した多量の情報を効率よく整理するための手法。考案者の川喜田二郎氏の頭文字から命名された。KJ法は、収集した情報をカード化し、同じ系統のものでグループ化することで情報の整理と分析を行う。ブレーンストーミングによって収集した情報を、KJ法を用いて整理することが多い。

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世界大百科事典(旧版)内のKJ法の言及

【ヒューマンインターフェース】より

…発想支援コンピューターの知的機能の格段の向上によって,コンピューターを発想の支援に活用しようとする動きが急である。アイデアプロセッサーやKJ法のような個人的な発想の支援だけでなく,コンピューターネットワークを介しての複数人の仕事(CSCW)での発想支援まで射程においた研究開発が行われている。仮想現実協調分散システムグループウェアコンピューター人間工学マルチメディア【海保 博之】。…

※「KJ法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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