デジタル大辞泉
                            「グラム染色」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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    出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
	
    
  
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    法則の辞典
                            「グラム染色」の解説
                    
                
		
                    グラム染色【Gram staining】
        
              
                        細菌塗抹固定処理ずみの検体を,まずクリスタルヴァイオレット液に1分間浸し,引き上げて水洗後,ヨウ素ヨウ化カリウム水溶液(ルゴール液)に1分間浸してから水洗し,濾紙で水分を吸い取ってから乾燥する.これで紫色に着色する細菌が「グラム陽性菌」である.その後,純エチルアルコール中で余分な色素を脱色し,サフラニンのエチルアルコール溶液で処理すると,「グラム陰性菌」は薄赤色に染まる.これは細胞体表面付近の構造による分類で,抗生物質の有効性などのスクリーニングに有効である.グラム(C. Gram)はデンマークの医師で,ベルリンに留学中にこの染色法を発見した(オランダ人と書いてある辞典類があるが誤りである).
                                                          
     
    
        
    出典 朝倉書店法則の辞典について 情報
	
    
  
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                    グラム染色
グラムせんしょく
Gram's stain
        
              
                        デンマークの医師 H.グラム (1853~1938) が創案した細菌染色法。菌をゲンチアナ紫で染色してヨードで処理し,さらに赤色の色素で後染色する。この方法で濃紫色に染まるものをグラム陽性菌,淡赤色に染まるものをグラム陰性菌と呼び,細菌の鑑別と同定に広く利用されている。代表的な陽性菌にはブドウ球菌,レンサ球菌,肺炎球菌,ジフテリア菌,破傷風菌など,陰性菌には淋菌,髄膜炎菌,大腸菌,赤痢菌,チフス菌,コレラ菌などがある。
                                                          
     
    
        
    出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
	
    
  
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    出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
	
    
  
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		世界大百科事典(旧版)内のグラム染色の言及
    		
      【細菌】より
        
          
      …水分以外の重量のうちでは,おおよそタンパク質50%,細胞壁物質20%,脂質10%,RNA15%で,DNAが5%を占めている。
[グラム染色]
 1884年にグラムC.Gramによって発見された細菌の染色方法をグラム染色と呼ぶ。この染色方法によって染まる細菌をグラム陽性菌,染まらない細菌をグラム陰性菌と呼ぶ。…
      
     
         ※「グラム染色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
        
    出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
	
    
  
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