フランス労働総同盟(読み)フランスろうどうそうどうめい

百科事典マイペディア 「フランス労働総同盟」の意味・わかりやすい解説

フランス労働総同盟【フランスろうどうそうどうめい】

略称CGT(セージェーテー)。フランス最大の全国労働組合組織。1895年結成以来サンディカリスムを指導理念とした。第1次大戦後左派が分裂し1921年統一労働総同盟(CGTU)を組織。CGTUは共産党の影響下にあったが,1936年CGTに合同人民戦線政府実現の一翼をになった。第2次大戦でフランスが敗れるとドイツにより解散させられたが地下組織をもって対独抵抗運動の中核となった。戦後直ちに再建,以後共産党の影響が強く,これを不満とする右派は,1948年〈労働者の力〉(CGT-FO)を組織し,今日に至った。
→関連項目ジュオー

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改訂新版 世界大百科事典 「フランス労働総同盟」の意味・わかりやすい解説

フランス労働総同盟 (フランスろうどうそうどうめい)

CGT(セージェーテー)

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旺文社世界史事典 三訂版 「フランス労働総同盟」の解説

フランス労働総同盟
フランスろうどうそうどうめい

労働総同盟

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世界大百科事典(旧版)内のフランス労働総同盟の言及

【アミアン憲章】より

…1906年,アミアン市で開催されたフランス労働総同盟(CGT)第9回全国大会で採択された決議。社会党と総同盟の提携を求めたマルクス主義系活動家の提案に対抗したもの。…

【CGT】より

…労働総同盟Confédération générale du travailの略称。フランス労働総同盟と訳されることも多い。ただしConfédérationは〈連合〉と訳すのが適当である。…

※「フランス労働総同盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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