デジタル大辞泉 「争」の意味・読み・例文・類語 そう【争〔爭〕】[漢字項目] [音]ソウ(サウ)(漢) [訓]あらそう いかで[学習漢字]4年1 あらそう。あらそい。「争議・争奪・争点・争覇/競争・係争・抗争・政争・戦争・闘争・内争・紛争・論争」2 いさめる。「諍そう」と同義。「争子・争臣/諫争かんそう」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「争」の読み・字形・画数・意味 争常用漢字 6画(旧字)爭人名用漢字 8画 [字音] ソウ(サウ)[字訓] あらそう[説文解字] [字形] 会意旧字は爭に作り、杖形のものを両端より相援(ひ)いて争う形。〔説文〕四下に「引くなり」とし、字形を(ひよう)(両手)と(えい)とに従うとするが、両手の間にあるものは杖形の棒。爰(えん)と相近く、爰は援引の意、爭は相争うことをいう。[訓義]1. あらそう、ひく、ひきあう、とりあう、たたかう。2. きそう、くらべる、あげつらう。3. 諍と通じ、いさめる、おさめる。4. いかで、いかでか。[古辞書の訓]〔名義抄〕爭 アラガフ・イカゾ・ナンゾ・アラソフ・キホフ・イソク 〔字鏡集〕爭 キホフ・ウラフ・ウタフ・アラソフ・ヒク・イソフ・ナンゾ・イカンシテカ・イカデカ・マサシ・イソク・イカゾ・アラガフ・サラニ・イカンゾ・ウルハシ[声系]〔説文〕に爭声として諍・靜(静)・淨(浄)など十一字を収める。靜の従うところは相争う爭と異なり、耒耜(らいし)(すき)をもつ形で、その耒耜に青飾を加えて清める農耕儀礼を示す字。淨などはその靜と関係のある字と思われる。[熟語]争意▶・争引▶・争▶・争角▶・争気▶・争窺▶・争▶・争議▶・争競▶・争駆▶・争権▶・争語▶・争功▶・争光▶・争衡▶・争差▶・争執▶・争守▶・争訟▶・争心▶・争臣▶・争進▶・争先▶・争奪▶・争端▶・争馳▶・争逐▶・争長▶・争闘▶・争鬧▶・争覇▶・争罵▶・争轡▶・争赴▶・争鶩▶・争弁▶・争名▶・争盟▶・争乱▶・争利▶・争戻▶・争烈▶・争鹿▶・争論▶[下接語]諫争・起争・競争・軍争・係争・喧争・交争・好争・抗争・訌争・疾争・政争・先争・戦争・善争・廷争・挺争・党争・闘争・内争・忿争・紛争・分争・兵争・面争・力争・論争 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報