仄聞(読み)ソクブン

デジタル大辞泉 「仄聞」の意味・読み・例文・類語

そく‐ぶん【×仄聞/側聞】

[名](スル)少し耳にはいること。人づてやうわさなどで聞くこと。「―したところでは」
[類語]聞き伝え伝聞人づて又聞き風の便り口コミ聞く聞き及ぶ伝え聞く漏れ聞く・漏れ承る・聞き継ぐ聞き込む聞き知る聞き付ける聞き齧る・耳に達する・聞き伝える人づてに聞く

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精選版 日本国語大辞典 「仄聞」の意味・読み・例文・類語

そく‐ぶん【仄聞】

  1. 〘 名詞 〙 ほのかに聞くこと。ちらっと聞くこと。うわさに聞くこと。側聞
    1. [初出の実例]「不佞茂卿、自少小聞大邦之風、私心郷往者尚矣」(出典:徂徠集(1735‐40)復安澹泊)
    2. 「予が仄聞した事実をつけ加へて置けば」(出典:開化の殺人(1918)〈芥川龍之介〉)

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普及版 字通 「仄聞」の読み・字形・画数・意味

【仄聞】そくぶん

ほのかに聞く。〔漢書、賈誼伝〕(屈原を弔ふ文)恭しく嘉惠(かけい)(天恩)を承(う)けて、罪を長沙に俟(ま)つ。仄(ほの)かに聞く、屈原自ら汨羅(べきら)(水名)に沈めりと。

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