(読み)キ

デジタル大辞泉 「棄」の意味・読み・例文・類語

き【棄】[漢字項目]

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]すてる
うち捨てる。「棄却棄権遺棄自棄唾棄だき投棄破棄廃棄放棄
難読自棄やけ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「棄」の意味・読み・例文・類語

う・つ【棄】

〘他タ下二〙 捨てる。また、強く放ちやる。単独例はなく、他の動詞と複合して用いられる。
古事記(712)上・歌謡「ぬばたまの 黒き御衣(みけし)を 〈略〉辺(へ)つ波 背(そ)に脱(ぬ)き宇弖(ウテ)
山家集(12C後)中「物思ふ心の隈(くま)をのごひうててくもらぬ月を見るよしもがな」

ふ・てる【棄】

〘他タ下一〙 ふ・つ 〘他タ下二〙 =すてる(捨)
大和(947‐957頃)一四九「この水熱湯たぎりぬれば、湯ふてつ。又水を入る」

ふ・つ【棄】

〘他タ下二〙 ⇒ふてる(棄)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android