唾棄(読み)ダキ

デジタル大辞泉 「唾棄」の意味・読み・例文・類語

だ‐き【唾棄】

[名](スル)つばを吐きすてること。転じて、非常に軽蔑して嫌うこと。「唾棄すべき行為」
[類語]憎む嫌う忌み嫌う恨むそねのろ嫌がる厭う憎悪する嫌悪する敵視する仇視きゅうしする嫉視しっしする呪詛じゅそする目のかたきにする白い目で見るまがまがしいいまわしいいとわしいおぞましいうとましい忌む嫌い毛嫌い大嫌い食わず嫌いいけ好かない虫が好かないいや気に食わない犬も食わぬ憎い憎らしい憎たらしい憎憎しい苦苦しい腹立たしいいまいましい苦虫を噛み潰したよう苦り切る眉をひそめる鼻持ちならないうとむうとんずる嫌気忌避煙たがる呪わしいきしょい気色が悪い気味が悪い気味悪い底気味悪い薄気味悪い鳥肌が立つ気持ち悪い虫唾むしずが走る反吐へどが出るきもいグロいおどろおどろしい不気味不快不愉快鼻に付くうっとうしいむかつくむしゃくしゃくしゃくしゃ不興不機嫌薄ら寒いうそ寒い胸が悪い胸糞が悪い心外苛立たしいうらめしいしかめっ面渋面しぶつらしかめるひそめるひそみ顰蹙ひんしゅく苦る辟易うるさい嫌気が差す蛇蝎視だかつし倦厭けんえん迷惑身の毛がよだつ総毛立つ背筋が寒くなる背筋が凍るぞっと肌にあわを生じる冷汗三斗

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精選版 日本国語大辞典 「唾棄」の意味・読み・例文・類語

だ‐き【唾棄】

  1. 〘 名詞 〙 つばをはきすてるように、すてて顧みないこと。うとんじてかえりみないこと。さげすむこと。軽蔑すること。
    1. [初出の実例]「東洋にて、男子は酔を以て豪とし、婦人は烟を以て媚悦とし、淫慾を以て風流とするに至ては、西洋文明国の尤も醜穢とし、唾棄する所なり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)
    2. [その他の文献]〔李商隠‐行次西郊作詩〕

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普及版 字通 「唾棄」の読み・字形・画数・意味

【唾棄】だき

さげすむ。唐・李商隠〔行きて西郊に次(やど)りて作る、一百韻〕詩 弦(こうげん)二十 長臂皆猿の如し~五里に一たび馬を換へ 十里に一たび(むしろ)を開く~(てうしつ)(あざけり、しかる)に辱められ 唾せらるること、糞丸(ふんぐわん)の如し

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