気候地形学(読み)きこうちけいがく

精選版 日本国語大辞典 「気候地形学」の意味・読み・例文・類語

きこうちけい‐がく【気候地形学】

  1. 〘 名詞 〙 地球科学の一分科。現在または過去気候条件による外作用性質と、それによって形成される地形との関係研究する学問氷河期の研究など、地史的な背景を重視する。

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関連語 名詞 平川

最新 地学事典 「気候地形学」の解説

きこうちけいがく
気候地形学

climatic geomorphology

気候条件によって異なる地形が形成されるという観点から,その形成機構・形成過程を研究する地形学の一分野。熱帯および亜熱帯における侵食平坦面の形成,寒冷地域における周氷河地形の研究に基づいて,地形と気候の関係が意識されるようになり,W.M.Davisの正規侵食輪廻の概念を否定する立場から生まれた(K.Sapper, 1935;J.Büdel, 1950など)。ドイツ,フランスを中心にして1950年代から70年代にかけて体系化への試みがなされたが,研究者によって異なる点が多い。日本では,(最終)氷期と間氷期の研究が気候地形学と考えられがちであるが,気候地形学の概念ははるかに広く,研究対象・方法は多様である。

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百科事典マイペディア 「気候地形学」の意味・わかりやすい解説

気候地形学【きこうちけいがく】

地形学の一分野。地表の気候は緯度にほぼ平行して帯状に分帯されると同時に,海陸の分布による非帯状の分布,または高度による階層分布がある。これらに対応して気候地形区を設定し,個々の気候地形区の中でどのような浸食作用によっていかなる地形が形成されるかを体系化しようとする。帯状分布としては,極地方を中心とする氷雪気候地形区(氷食地形区)とその周辺の周氷河地形区,および中緯度〜熱帯の湿潤気候下の地形区(河食地形区)に2大別され,さらに乾燥(気候)地形区が帯状分布を破る区域として現れる。また,高度の高い山岳では,地表でみられる帯状分布が垂直方向に現れ,アルプスなどにみられるように,河食地形に続いて周氷河地形,氷食地形が高度とともに現れる。
→関連項目古気候学地形学

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