otolith
平衡覚に関与し,平衡石ともいう。脊椎動物の3種の平衡胞(小囊・通囊・壺)内に各々1個形成される硬組織の総称で,それぞれ扁平石・礫状耳石・星状耳石という。多数の微小粒子で構成される場合は平衡砂または聴砂という。硬骨魚類の真骨類では扁平石が発達。化石として産出し,種の同定が可能。無顎類・軟骨魚類・両生類・爬虫類・哺乳類では基本的には平衡砂。扁平石の結晶はあられ石,平衡砂は方解石が多いが例外もある。
執筆者:高橋 正志
参照項目:耳石の化学成分
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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…平衡器はヒトを含む脊椎動物では内耳の前庭迷路器官にあり,頭部の静的位置をおもに検出する前庭囊と,動的位置変化にともなう加速度を検出する半規管とからなっている(三半規管)。前庭囊は耳石器ともよばれ,無脊椎動物の平衡胞と共通の構造,機能をもつ。半規管は一つの基部からたがいに直交する3平面上にある3個の半円弧の環(円口類では1~2個)を派生した管状の器官で,それぞれの管の一端に瓶とよぶ膨大部があり,その内腔に有毛受容細胞の繊毛がゼリー状の物質に包まれてできた扇状のクプラが管軸と直角に立っている。…
※「耳石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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