聾唖(読み)ロウア

デジタル大辞泉 「聾唖」の意味・読み・例文・類語

ろう‐あ【××唖】

耳の聞こえないことと、言葉を話せないこと。

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精選版 日本国語大辞典 「聾唖」の意味・読み・例文・類語

ろう‐あ【聾唖】

  1. 〘 名詞 〙 耳が聞こえず、ことばが話せないこと。
    1. [初出の実例]「もし世界中の人間が残らず盲目で聾唖であったら」(出典:物理学と感覚(1917)〈寺田寅彦〉)

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百科事典マイペディア 「聾唖」の意味・わかりやすい解説

聾唖【ろうあ】

聾唖は今日あまり用いられない言葉ではあるが,いわゆる高度難聴を聾といい,生まれつき,または生後3歳以内に高度の難聴になったために,言語学習ができなくて発語のできない状態を聾唖という。前者の主要な原因遺伝先天性風疹症候群,先天性梅毒などで,後者流行性脳脊髄膜炎おたふく風邪,内耳炎,ストレプトマイシンその他の薬物中毒などによる。先天性聾唖の一部を除けば,聴覚障害以外に身体的欠陥はない。一般に発語機能は正常なので聾学校などで専門教育を受ければ発語は可能となる。→難聴

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聾唖」の意味・わかりやすい解説

聾唖
ろうあ

高度の難聴で,日常生活に重大な支障をきたすようなもの (通常会話域の平均聴力損失が 90dB以上) を「聾」といい,それが原因で話す能力を失った場合を「唖」という。先天的な聾による先天性聾唖と,4~5歳頃までに聾となり,それまでに習得した言語を忘れてしまう後天性聾唖とがある。後天性聾唖の原因には髄膜炎,各種感染症,外傷,薬物中毒などがあげられる。完全な治療方法はないが,社会適応をはかるために言語教育重点をおいた聾教育が必要となる。

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栄養・生化学辞典 「聾唖」の解説

聾唖

 →聴唖

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